これからシミ対策に本格的に乗り出そうという人のために、基本となるスキンケアの方法についてまとめておきましょう。
本当はシミは予防が基本なので、まだ目立つシミが無い状態から始めたほうが正解です。
ただ、年齢や疲れから、だんだんシミやくすみが浮き上がりつつあるという段階でも、もちろん何もしないより格段に良い選択です。
メラニンを作らせない紫外線対策から、今あるメラニンを早く追い出すためのスキンケアまでいろいろな手段があります。
紫外線対策のためのスキンケア
シミを予防するためにも、これからシミを増やさないためにも、紫外線対策は重要です。
日傘やサングラスなども必要ですが、やはり防ぎ切れない光線は肌に届いてしまいますので、肌の表面でガードする対策も必要です。
特に紫外線量が多いのは5月から8月までですが、基本的に年間を通じてUVカットはしてください。時間帯では10時から14時までの日中が一番量の多い時間帯になります。
5月~8月の10時から14時まで
基本的には、肌に負担にならない日焼け止めを選んで肌に塗るのがベース。メイクをしない日でも、上からパウダーファンデーションを組み合わせるとベストです。
塗り方は、適量を額・鼻の頭・左右の頬骨のあたり・顎の5箇所に乗せて、そこから顔の外側へ向けてそっと伸ばして行くのが正解です。絶対にこすらないこと、すりこまないこと、表面に乗せるように伸ばすことがポイントです。
日焼け止めは成分を肌の内部に浸透させるようなものではなく、表面を覆うのが目的ですから、そのイメージを忘れないようにしましょう。
せっけんやぬるま湯だけでオフ出来るものも多いですが、ウォータープルーフなど肌に残りやすいタイプの場合は専用のクレンジングが必要な場合もあるので注意です。
アウトドアで活動する場合は別ですが、日常的にはあまり負担の大きいものは選ばず、軽めのものを使ったほうが良いでしょう。
質の良い美白化粧品を選ぼう
シミ対策には、美白化粧品が有効です。
メラニン伝達物質の働きを阻害するものや、チロシナーゼの働きを阻害するもの、メラニンを還元するものなどがありますが、あまり刺激の強いものではなく、十分に保湿効果のあるものを選びましょう。
大きく分けて、シミの予防に強いスキンケア商品と、出来てしまったシミを早く消すのに有効なスキンケア商品とがありますので、自分の肌の状態とよく照らし合わせて選ぶ必要があります。
基本的な使用方法は、製品の使い方をよく読みましょう。
自分の肌に合うかどうかは使ってみないとわからないので、トライアル品をまず購入して試してみる必要があります。また、美白化粧品の効き目を高めるために、ピーリングを併用するとより効果的な場合もあります。
メラニンを早く追い出すためには、ターンオーバーを正常化させる必要があるので、家庭用ピーリング材をうまく使うのがお勧めです。
AHA(フルーツ酸)やパパイン酵素配合のものが肌に優しいので、初めての人にも使いやすく安心でしょう。
ただし、ピーリングは肌を剥くことなので、1週間に1回程度にする必要があります。
使いすぎて肌がダメージを起こすと、炎症が起こって逆にシミを作る原因になります。仕上げはしっかり保湿をして、肌がバリア機能を失わないように守ることも重要です。
状態によっては美容クリニックへ相談
シミは作らないのが基本なので、すでにかなり濃いシミがある場合には、一度美容クリニックへ相談してみたほうが良いでしょう。
特にメラニンが真皮に入り込んでいる場合には、自己流のケアでは消すことは出来ません。
中には病気のシミもありますので、明らかに違和感のあるシミがある場合にはきちんと診断を受ける必要があります。
・紫外線対策を徹底する
・美白化粧品でケア(メラニンを排出する成分が入ったもの)
・肌に優しいピーリングでターンオーバーを促進